チャットレディに適した照明と環境・ライブチャット用ライト





当記事では、スマホまたはパソコンでライブ配信をする際に、カメラ映りを良くするのに(顔を綺麗に映すのに)にオススメの「照明」と「部屋の環境」についてまとめています。

チャットレディ(ライブチャット)向けに書いていますが、それに限らず、Zoomなどの会議アプリや、YouTubeライブやインスタライブなどの配信の参考にもなると思います。



一般的に人気の照明(ライト)





リングライト




ビデオライト


今や顔の照明として定番のリングライト。部屋の環境によっては、これだけで十分に綺麗に映ります。

ですが、天井照明の位置や部屋の広さなどによっては頬や首元の辺り等に光が届かず顔の中心に光が集中してテカってしまうケースが多いです。

その対策として人気なのが右のビデオライトです。まずは安価で2つセットのがおすすめです。




使い方は大きく二通りあり、ビデオライトをこちらに向けて設置する方法と、




カメラの後ろに白い壁を用意し、そこに照明の光を当て反射させるという方法があります。

以降にて、なぜ光を反射させると良いのか、白い壁を自分で用意する方法、おすすめの照明(ビデオライト)についてまとめています。



理想の照明環境(部屋)


リングライトやビデオライトを使い、それなりに値段のするウェブカメラ(ロジクールのC920など)を使用し、かつウェブカメラの映像調整アプリを使い映像の色や明るさを調整しているのにもかかわらず他のチャットレディたちのような綺麗な映像にならない場合は、部屋の環境や照明の使い方を見直すと良いかもしれません。


理想はプリクラの撮影部屋



「Foto RooooM」のページより

顔を綺麗に写してくれる照明環境で、まず思い付くのはプリクラの撮影部屋です。大きく3つの特徴があります。


カメラの上下左右に照明

顔に対しての照明が1つではなく、複数の照明が四方八方から均等に当てられるので、顔や首元などに影が出来にくくなります。


部屋(壁)が白い

壁が白いと照明の光が反射されやすくなるので、部屋全体が明るくなり、顔に対しても満遍なく光が当たる事から、顔が綺麗に写ります。(壁全体が「レフ板」みたいなものです)


部屋が狭い

部屋が狭いと光が凝縮されるぶん明るくなるので、顔が綺麗に映る要因の一つになります。



代理店のチャットルーム


上記のような特徴が上手く生かされている環境として、ライブチャット代理店(チャットレディのプロダクション)のチャットルームがあります。




まず、多数設置されている照明が、顔ではなく「白い壁」に向けられている場合が多いです。顔に直接当ててしまうと、光が強すぎる事から眩しかったり、肌が白飛びしてしまうので、光を一度「白い壁」に当てて反射をさせ光を分散させる事で、程よい光を作り出す事が出来ています。

また、顔だけに照明を当ててしまうと、客に「この女性、照明で肌質を誤魔化しているな」とバレてしまいますが、この方法を使う事で、顔だけではなく体全体に光を当てる事が出来るので、客に違和感を持たれずに済みます。

部屋の環境によっては照明を顔に直接当てている場合もありますが、その場合は光の強さを調整できる照明を用意するのが必須です。


部屋の広さについては、プリクラ部屋よりは広いですが、大抵のチャットルームは4畳程と一般的な部屋と比較すると狭いので光が反射されやすいです。

部屋の壁についても白が多く、デスクも白が多いです。(二枚目はブラウンですが)デスクを白にする事で、光の当たりにくい「首元」の多少明るくなります。白以外のデスクを使用している場合、白いタオル等の生地を敷いて対応しているチャットレディもいます。




⇒ 【YouTubeリスト】チャットルーム紹介動画一覧


YouTubeにて「チャットルームが紹介されているライブチャット代理店の動画」を集めリストにしてみました。参考になると思います。



照明環境作り




自宅に白い壁があり、そこにパソコンのウェブカメラまたはスマホを設置できるのであれば、写真のように照明を均等に当てる事でチャットルームに近い環境を作れます。


白い壁は自分でも作れます。




↑ 用意するもの
・白い紙×3
・ダンボール×3
・ガムテープ
・ハサミ(カッター等)






⇒ 【ダイソー通販】模造紙(788mmx1090mm、4枚)


白い紙は百均のダイソーで4枚入り100円で売ってます。

ダンボールは、2リットル6本入りのを選びました。
同じ種類のダンボールを選ばないと、同じ2リットル6本入りでもサイズが違うことが多いので気をつけましょう。




まず、ダンボールを分解します。




出っ張っている部分を切り落とします。




白い紙のハミ出ている部分をダンボール側に折り、ガムテープで止めます。




同じものを後2つ作り、横に並べます。




白い壁同士をガムテープで止めれば完成です。




ひっくり返し立てて使いましょう。意外と安定性は良いです。




写真では下部の左右に照明を設置していますが、チャットレディによっては更に上部の左右に設置されている方も居ます。



レフ板



アルミホイル


白い壁を使い反射してくる光の強さが微妙な場合は、代わりに「レフ板」を、または、ダンボールに貼る白い紙の代わりに「アルミホイル」を使う事で調整できます。アルミホイルは、自宅で料理に使っているもので問題ありません。



おすすめの照明


ビデオライト



NEEWER 2パック LEDビデオライト



まず「ビデオライト」ですが、個人的におすすめなのはこちらです。

お勧めポイントは4点です。


値段が安価

ビデオライトの値段はピンキリで高いものだと数万円するのですが、特別なこだわりが無ければ、2つセットで4,000円前後のもので十分です。こちらのビデオライトもそれに該当します。


10段階の明るさ調整

明るさ調整が10段階あり、最大の明るさは1000ルーメン(lm)で、それなりに明るい電球1個分に相当します。ですので、顔に直接向けてでも白い壁に反射させて使うことも出来ます。


演色評価数(CRI・Ra)


東芝-キレイ色-紹介ページより

写真の通り演色評価数(CRI・Ra)が高ければ高いほど肌が健康的に見えます。

最高値は「100」で、一般的に販売されているシーリングライトやLED電球だと80台が多く、ホームセンター等で安く売られているものの中には70台もあり、90以上だとかなりハイスペックです。

そんな中、このビデオライトは90以上なのでおすすめです。


三脚の取り外しが可能(三脚ネジ)



ビデオライトを床に設置する場合は問題ないのですが、私のようにデスクに設置する場合、ビデオライト付属の三脚だと写真の通り足が長く場所を取るので使い難いです。ですので、百均で100円で購入したミニ三脚を使っています。

ビデオライトによっては本体と三脚が一体化されている場合があるので、別の安価なビデオライトを検討されている方は取り外しが可能かをチェックされるのをお勧めします。




ちなみに、左はダイソーで右はワッツで購入したもので、両方とも使い勝手は良いのですが個人的にはワッツのほうがおすすめです。理由は、ミニ三脚をスマホで使う予定はないのと、足の微調整がワッツのほうがしやすいからです。

⇒ 【ダイソー】スマホ三脚スタンド

⇒ 【ワッツ(Watts)】フレキシブル三脚 ミニ三脚 341339


以上が主なおすすめポイントになるのですが、残念な点も一つあげます。


電球色(暖色系)に設定できない

昼光色 昼白色 電球色

一般的な部屋の照明の色は主に「昼光色」「昼白色」「電球色」の3つに別れます。光の色を数値化したもの色温度といい、昼光色は6500K、昼白色は5000K、電球色は3000Kほどで、おすすめのビデオライトだと5600K固定で、昼光色と昼白色の中間くらいになります。

ですので、電球色の部屋でカメラを使われている方が使用すると、場合によっては顔が多少不自然に白くなり違和感のある映像になってしまうかもしれません。

多少値段は上がりますが、電球色(暖色系)にも調整できるビデオライトも全然ありますので、少しでもこだわりたい方にはオススメです。




(amazonランキング)撮影用定常光ライト


今回ご紹介したビデオライト以外にもAmazonの撮影用定常光ライトランキングにて人気のビデオライトが沢山紹介されています。

高価な物なると「サイズ」が大きい場合があり「届いたら本体が想像していたより大きくて置けない」というケースを偶に聞きますので、別のビデオライトをご検討の方は、その点は注意しましょう。



それ以外の照明





(amazonランキング)クリップライト


(amazonランキング)デスクライト

「クリップライト」や「デスクライト」など、既に自宅にある照明を使うのも一つの手です。

調光できるものであれば、ビデオライトと同じ使い方をすれば良いですし、明るさが固定であれば、白い壁に反射させるか、




写真のように「トレーシングペーパー」または「クッキングシート」を被せる事で光を分散させ、ある程度調整する方法もあります。


トレーシングペーパー


クッキングシート


両方とも近所のスーパーや百均で売られているもので問題ありません。

注意点としては、熱を持ちやすい「電球型蛍光灯」や「白熱電球」を使うと火事の原因となりますので、必ず「LED」限定です。




(amazonランキング)ソフトボックス


チャットレディの事務所によっては「ソフトボックス」を使用しているチャットルームもあります。




Googleにて「撮影スタジオ」検索結果



ソフトボックスは基本的には撮影スタジオなどの広い場所で使われるものです。

本体が大きくて、かつビデオライト同様に2つ用意し両斜め前に設置するのが基本ですので、場所を取る事からオススメできるかは「その人の環境」によります。広めの部屋に住んでいて色々と用意するのが面倒で、かつ完璧な映像を求めている方であれば合っているかもしれません。

ちなみに、白い壁に反射させる必要はないです。



ディスプレイ画面の色と明るさ


照明器具ではありませんが、パソコンをお使いの方であれば、ディスプレイ画面の色と明るさも大きく影響があります。黒や濃い茶系、灰色系などの暗い色だと顔も大なり小なり暗めになりますので、できる事なら白などの明るい色にするのがおすすめです。



以上が、おすすめの照明と環境になります。



最後に


上記内容を試してもカメラ映りがしっくりこない場合は、下記の記事内容も試されてみるのをオススメします。

[ ⇒ 映像の「色」「明るさ」等を調整できるアプリ ]

[ ⇒ 美肌加工アプリ ]

[ ⇒ チャットレディに人気オススメのウェブカメラ ]